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【2024/04/26 10:14 】 |
おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第1位「ジェノサイド」高野 和明 (著)

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。

それがすべての発端だった。

創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。

ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。


同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。

暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。

イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。

 

最初は新型ウィルスせん滅と救出作戦の冒険小説と思わせておいて、それは導入部分に過ぎない。
 
当事者同士と主人公がだまし、だまされる二転三転するストーリー展開。医学知識と軍事知識が 面白いようにからみあう。

単純な暴力でなく、必然性のある暴力や救いのある人間性が感じられる。

ミステリー好きが読むだけでなく、ハードSF(サイエンスフィクション)という側面の方が強い。

なぜなら、最終的に「謎」は解けるのだが、解けるカギはSFを認める前提が必要だからだ。


久しぶりの徹夜本。

これはもう小説じゃない。

エンターテインメントの枠を超えた超小説だ。

スリル、スケール、スピードの3拍子が揃ったグローバリーストーリー。(ハリウッド映画でも観てみたい。)

小松左京を継ぐSF・ミステリーのハイブリッド。

世界に紹介したいエンタメ大作だ。

 

こんな小説を待っていた。

人類の傲慢と進化の意味を考えさせられた。

ストーリーとは直接関係ないエピソードにすら衝撃を覚えた。

隙のない作品になっている。


二度読み、三度読みも楽しめる!


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【2011/12/04 10:39 】 | 2011年傑作ミステリー小説 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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