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【2026/10/17 09:28 】 |
★おすすめ名作ミステリー小説:お薦め傑作ミステリー小説『重力ピエロ』伊坂幸太郎(著)

伊坂幸太郎おすすめミステリー小説、お奨めの伊坂幸太郎のミステリー小説。伊坂幸太郎の名作ミステリーの面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『重力ピエロ』伊坂幸太郎(著)だ。


2004年「このミステリーがすごい」第3位。

「重力ピエロ」の映画化(2009年5月23日公開(宮城県は4月25日先行公開)。監督:森淳一、主演:加瀬亮)


半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。

春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。

ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。

町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。

連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。

  
著者は、新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『オーデュボンの祈り』で言葉を話すカカシを登場させ、『陽気なギャングが地球を回す』では、特殊能力を持ったギャング団一味を軽妙なタッチで描いてみせた伊坂幸太郎。

奇想天外なキャラクターを、巧みなストーリーテリングで破綻なく引っ張っていく手法は、著者の得意とするところである。

本書もまた、春という魅力的な人物を縦横に活躍させながら、既存のミステリーの枠にとらわれない、不思議な余韻を残す作品となっている。

  
伊坂流「罪と罰」ともいえる本書は、背後に重いテーマをはらみながらも、一貫して前向きで、明るい。

そこには、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬だけ重力を忘れることができるように、いかに困難なことであっても必ず飛び越えることができる、という著者の信念が感じられる。

とくに、癌(がん)に冒されながらも、最後まで春を我が子として支援する父親の存在が、力強い。

春が選んだ結末には賛否両論があるに違いないが、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」と春に語らせた著者のもくろみが成功していることは、すがすがしい読後感が証明している。

 

久々に日本の現代小説を読みました。楽しませてもらいました。
 
欠点とも取れる特徴のある小説であるため、自分には合わないと感じる方もいるかもしれません。

 
ミステリーというには謎が入り組んでおらず、文芸というには軽い。

家族小説というには現実味が薄い。

特に私が気になったのは、春や母親を初めとする登場人物が「いかにも作った」印象を与えてしまうことや、その登場人物たちがとる行動の中に非現実的な点があることなどの、「現実味の薄さ」です。

非常に良く出来た小説ではその非現実性も作品の魅力となるものですが、残念ながらこの作品ではそこまで到達していないように思えます。

「この小説はちょっと…」という方にとっては、この「現実味の薄さ」と知識を羅列した「饒舌さ」が相俟って拒否反応を引き起こすのでしょう。

 
しかしこの作品にはそれらを補って余りある爽快な美しさがあります。

この小説の良さを一言で言うなら、「重いテーマを軽いタッチで描いてみせる美しさ」です。

 
猿人・原人とホモ・サピエンス、レイプという犯罪の本質、親殺し・子殺し、芸術とは、少年犯罪と法律、などと表面に見えるテーマは様々ですが、それらを語る語り口はいずれも軽快です。

テーマの「重さ」と文体の「軽さ」。

これらの「重力」を操り、爽快な美しさを現前させること。

これが作者の目指したことなのではないでしょうか。

 

本屋で、タイトルに惹かれて手に取りました。
 
そして、一気に読み終えました。

遺伝子などの専門的な話も、登場人物が会話の中で詳しく説明しているため、それほど困ることなく読み進めることができました。


この作品の魅力。

その1つは、登場人物がとても魅力的だということ。
 
とくに、主人公の両親と探偵には、惚れ惚れします。

そして、言葉の魅力が絶大で。

はっ、とさせられる言葉がたくさん溢れています。


話自体も、意外性はとくになかったものの、面白かったと思います。

でも、最後には、これで良かったのか?と、

登場人物だけでなく、読者も考えたくなるのではないでしょうか。


重力。

でもそれは、消えたり消したりできるものではなくて、忘れさせることはできる、そういうことなんじゃないかな。

それが私の中での、正解のない答えです。



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【2010/12/28 23:34 】 | 伊坂幸太郎 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
★東野圭吾のおすすめミステリー、おすすめ東野圭吾のミステリー小説『白夜行』東野圭吾(著)

東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説、名作ミステリー小説は『白夜行』東野圭吾(著)だ。

 

TBSにおいて「白夜行」をTV番組化(2006年)

また映画化も進んでおり、2011年公開予定である。

 

前作「秘密」で、温かくて切ない物語を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 

1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。

最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。

物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。

当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。

2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる……。

当然ミステリーだから謎が隠されているわけだが、真相は途中で暗示されてしまう。

しかし謎の存在など、どうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。


1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。

容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。

被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。

二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。

だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。

息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。

心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

 

総ページ850程度、全13章からなる物語。

ライトノベルなら3冊分は あるボリューム。

主人公の雪穂と亮司の小学校時代から19年後までが 淡々と語られる。

なぜ淡々かというと、主人公二人の内面心理の描写が全くなく、他の登場人物の目を通じてしか二人をうかがい知ることができないからだ。

加えて、物語はある殺人事件に端を発するが、犯人や犯行方法は途中で暗示され、焦点は事件の解明ではなく今後の展開に移っていく。

だからこの物語はミステリーというよりは叙事詩だ。

読み進めていくごとに、二人の関与がほのめかされ、そして徐々に真相が明らかにされていくにつれ、背筋の凍る思いが募っていく。

ノワールの傑作と評されることにもうなずける。

だが、真に驚くべきことは、とうとう最後まで二人の内面が一切明かされないことだ。

稀代の悪女と犯罪の天才。

二人はどのように結ばれ、何を目指したのか。

いや、亮司はなぜ雪穂の影で在り続けようとしたのか?

これに対して雪穂は亮司に何を与えたのか?

雪穂は亮司を愛していたのか?

二人に潜む闇はあまりに深く、ありきたりの想像や感情ではとうてい推し量れるものではなかろう。

しかし、こうした思いに対する答えはない。

ないのである。
 
だから読後もふとした拍子に雪穂と亮司の物語に思いを馳せてしまう。

まさにいつまでも余韻が消えないのだ。


なるほど、これが東野ワールドか・・・。

 

再読三読に耐えうる推理小説というのはそうそうあるものではない。

その意味でも、やはりこの作品は傑作なのだと思う。

 

主人公二人の会話・心情・行動すべてが隠されたまま、最後まで疾走する10年以上に亘る大河ミステリー。

 

夜寝る前に本を読むことが多い。

眠くなるまで読もうっと。

分厚い本だなぁ。疲れそう。

・・・・・気が付いたら、明け方だった。



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【2010/12/28 21:10 】 | 東野圭吾 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
★東野圭吾のおすすめミステリー、おすすめ東野圭吾のミステリー小説『流星の絆』東野圭吾(著)

東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『流星の絆』東野圭吾(著)だ。


第43回新風賞受賞作品


惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。

「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」

14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

「この小説は私が書いたのではない。登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾

息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト。

すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰


開いたら最後、あっと言う間に過ぎ去った482ページ。

相変わらずの描写の巧さで頭の中に自然に浮かぶ情景。

登場人物の心情と共に張り巡らされる謎や伏線。

乱れも隙も無い計算されつくした展開。見事な結末。

本を閉じた後の読後感。


どれをとっても本当に素晴らしかった。

まさに、東野圭吾作品の最高傑作の部類に入る出来でした。

今までの東野圭吾作品も十二分に面白いんですけど、どこか納得の行かない部分や、残念な部分がありました。

高校の時から数えると200~300冊くらい色んな作家の小説を読みましたけど、この『流星の絆』は3本の指に入るくらいの出来でした。


東野圭吾なら、いつか完璧に近い小説を書いてくれるんじゃないかと思ってましたけど、『流星の絆』は本当にお見事でした。


100点満点。



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【2010/12/26 18:42 】 | 東野圭吾 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
★東野圭吾のおすすめミステリー、おすすめ東野圭吾のミステリー小説『容疑者Xの献身』東野圭吾(著)

東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『容疑者Xの献身』東野圭吾(著)だ。


2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)

2008年、フジテレビジョンほかにより映画化されている。


天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。

彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。

だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。


東野作品は20作くらい読みましたけど、自分にはこれが最高傑作です。

若干突っ込み所はありつつも見事な叙述トリック、そして石神の純粋すぎる愛と湯川の優しさを描いたストーリー、どちらも大満足でした。

結末は賛否両論ですけど、自分はこれでよかったと思います。

最後の石神の叫びには悲しさだけじゃなく、喜びも含まれてるような気がします。

ちなみにこれから読まれる方は先に「探偵ガリレオ」「予知夢」を読んでおいた方がいいです。

草薙と湯川の関係や、湯川のキャラクターを把握しておいた方が今作を何倍も楽しめますので。

 

天才数学者の石神。彼は都会の片隅の小さなボロアパートに住み、高校の教師をしている。

学校とアパートとの往復だけでなんの楽しみのないような生活をおくっている。

しかし彼は、ある難解な数学の公式を解くこととを生きる証として何年も取り組んでいる。

そして、秘密に恋心を抱く女性もいた。

その恋は、純粋で自分の人生をなげうってでも守りたいものだった・・・・・・

そして彼は、事件に自ら巻き込まれていく。

石神の大学時代の同級生として、登場する天才物理学者、湯川。

ガリレオシリーズの初の長編作品で、湯川の事件を解決する才能はいかんなく発揮され読み応えある作品になっている。


事件を解決していくおもしろさは、もちろんだが、湯川と石神の天才学者同士の心の模様や、石神の怖いぐらいの純粋な恋心など心理面でも十分楽しめます。

天才のひらめきは、観察眼の鋭さから生まれるのだという印象を受けました。

最後まで一気に読み進みたくなるミステリーです。



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【2010/12/26 13:45 】 | 東野圭吾 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
★東野圭吾のおすすめミステリー、おすすめ東野圭吾のミステリー小説『秘密』東野圭吾(著)

東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『秘密』東野圭吾(著)だ。


99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞受賞作品。

テレビ朝日系でドラマ化もされている(2010年)。

1999年には東宝系で映画化もされた。


妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。

その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。

映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。


涙の無い感動。読了後 呆然。

悲壮感、喪失感、虚無感、孤独感、絶望感・・・・・・。

なんとも形容し難いブルーな感覚に陥りました。

 

「うわぁ、マジかんべんしてよもう。こんなのって・・・・・・」という気持ちです。

男って、心が弱いからせめて体だけは強くできているのかも。

男にはちょっとつらい。

女性にとってはどうなんでしょう?

 

自分が主人公の立場だったら耐えられそうにも、そして立ち直れそうにもないです。

実際読み終わってブルーな気分からしばらく立ち直れませんでした。

終わってからもう1度クライマックス付近を読み返すことでしょう。

そもそも誰が悪いのかと問われたら、誰も悪くない様な、誰もが少しずつ悪い様な。

最善の選択なのか、仕方無しなのか、ずるさなのか。


そして、ではどうすれば良かったのか、と考えずにはいられません。

ラストで解るタイトル「秘密」の理由。

必読です。

 

とりあえずガンっとパンチがある作品です。

切ないので気持ち健康なときに読まれた方がいいかも・・・

 

読み終えてショックでした。
 
自分に置き換えて考えると、自分だったら我慢できないかも。

「本当にそういうことか??」と何度かラストを読み返しました。

・・・・・・やはり、そういうことのようだ。



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【2010/12/26 11:19 】 | 東野圭吾 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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